【副業の一歩が踏み出せない人へ】納品経験ゼロで営業を始めた話

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この記事でわかること

  • 準備をどこで切り上げるか、その線の引き方
  • 納品経験ゼロのまま営業を始めて、実際に何が起きたか
  • 1件目で転んだ場所と、2件目から変えたこと

「実績がないのに声をかけるのは、失礼じゃないか」

「もう少し勉強してからにしよう」

「いつになったら準備が終わるんだろう」

全部、営業を始める前の私が並べていた言葉です。

副業の一歩が踏み出せないのは、準備が足りないからではありません。

準備に終わりの線がないからです。

抜け出す方法は1つでした。

作れるようになる前に、誰に向けて作るかを先に決めてしまうことです。

私は、見本を数枚つくっただけの状態で声をかけ始めました。プログラミングは書けません(どんな人間が書いているか)。

読み終えると、準備をどこで切り上げるかの線が決まります。

副業の一歩が踏み出せない本当の理由

夜10時、子どもが寝たあとにパソコンを開く。

教材を読んで、練習でもう1枚作って、23時に閉じる。

勉強はしているのに、仕事を取りに行こうとはしない。私にもそういう時期がありました。

踏み出せないのは、やる気が足りないせいではありません。

勉強には「終わった」と言える日が来ないからです。

終わりがないので、いつまでも足りない気がします。

1つ調べると、知らないことが3つ増えます。

そうやって勉強と練習だけで数か月が過ぎる。

ここに線を引かないまま続けると、来月も同じ夜を過ごすことになります。

わからないことが出るたびに調べてしまう

不安なときに人が取る行動は、たいてい情報収集です。

調べているあいだは前に進んでいる感じがします。手も動いているし、時間も使っている。

けれど調べた内容の多くは、使う場面が来るまで身につきません。

私が最初のひと月に読んだことも、実際に人から頼まれるまでは頭を素通りしていました。

覚えてから使うのではなく、使う場面が来てから覚えるほうが早いです。

順番が逆だと、いつまでも準備が終わりません。

不安の正体は「できるか」ではない

本当に怖いのは、技術が足りないことではないと思います。

断られること、うまくいかない自分を見ることのほうです。

だから勉強に逃げます。勉強していれば、少なくとも断られません。

私も最初はそうでした。

作品を見せるページを1枚と、見本のホームページを何枚か作って、それで満足しかけていました。

ただ、見本は誰にも届きません。

届けて初めて、足りないものがわかります。

準備は要らない、とは言わない

ここははっきり分けておきます。最低限の準備は必要です。

何も見せるものがない状態で声をかけても、相手は判断できません。

私が用意したのは、自分の作品を見せるページ1枚と、見本のホームページ数枚だけでした。

期間にすると、ひと月です。

足りない部分は確実にありました。それでも、そこで止まらずに次へ進みました。

完璧にしようとすると、始める日は永遠に来ません。

納品経験ゼロで営業を始めた話

実績のない人間が声をかけていいのか。そう思って、送る前は怖かったです。

それでも、メールの画面を開いたらそのまま送りました。

迷っている時間のほうが長かったと思います。

結論から書くと、納品経験がゼロのまま営業を始めて正解でした!

理由は単純で、待っていても経験は増えないからです。

仕事を受けないかぎり、納品の経験は一生ゼロのままになります。

実績がないまま声をかけた

持っていたのは、自分で作った見本だけです。

誰かに頼まれて作ったものは1つもありませんでした。

それでも送れたのは、相手にとっての価値が「私の実績」ではないと気づいたからです。

相手が知りたいのは、自分のホームページがどうなるか。見本があれば、その想像はしてもらえます。

実績の数は、あとから埋まります。埋まるまで待つ必要はありませんでした。

返事が来るのは100通に1回

反応があるまで、毎日送り続けました。

返事が来た割合は、だいたい100通に1回です。

ただしムラがあって、300通送っても反応がないこともあります。

数字を先に知っていれば、無反応の日をふつうのことだと思えます。

知らないと、30通送って返事がないだけで向いていないと感じてしまう。

止まる人の多くは、失敗したのではなく、まだ足りていないだけです。

夜2時間しか使えなくても、毎日続ければ数は積み上がります。

ただし、送る時間だけは相手に合わせました。

メールは夜のうちに作っておいて、送るのは翌日の昼休憩です。

夜中に届いたメールは、翌朝ほかのメールに埋もれてしまいます。

昼休憩に時間が取れないときは、予約送信でも同じことができます。

作れる前に「誰に向けて作るか」を決めた

振り返ると、分かれ目はここでした。

技術を身につける前に、向ける相手を先に決めたことです。

相手が決まると、作るものが決まります。

見本の内容も、伝える言葉も、そこから逆算できました。

私が選んだのは、長く仕事をしてきた業界です。

仕事の流れも、困りごとも、想像ではなく知っていました。

ここで一番大事だったのは、ほかの業界に手を広げなかったことです。

誰でも受けたほうが仕事は増えそうに思えます。実際は逆でした。

相手を1つに絞ると、見本も、送る文章も、同じものを磨き続けられます。

作るたびに一から考え直さずに済むので、夜2時間でも前に進みました。

「どんなお店のものでも作れます」と言う人と、「この仕事をしている人に向けて作っています」と言う人。

どちらが自分ごとに聞こえるかは、相手の立場で考えるとすぐわかります。

技術は途中から足せます。

けれど「誰に向けるか」が空欄のままだと、何を勉強すればいいかも決まりません。

受注してから決めたら、こうなった

1件目の途中、夜にメールを開くたびに修正の依頼が並んでいました。

直して、送って、また返ってくる。

終わりがどこにあるのか、自分でもわからないまま夜が過ぎていきました。

原因は相手ではありません。進め方を何も決めないまま制作に入った私です。

ここは正直に書きます。運が良かっただけで、危ないやり方でした。

契約書を結ばないまま作りはじめた

受注が決まって、うれしくてそのまま手を動かしました。書面は交わしていません。

作るものの範囲も、いつ終わりにするかも、口約束のままです。

結果、修正のやりとりが延々と続きました。

相手がいい方だったので無事に終わりましたが、こじれていたら止める手立てがありませんでした。

相手に恵まれただけの話を、うまくいった方法として扱ってはいけません。

修正の範囲を決めていなかった

一番つまずいたのは、修正をどこまで受けるかです。

決めていないので、断る理由が自分の中にありません。

頼まれるたびに応じて、そのぶん納品が遠のきました。

相手も悪気はなく、こちらが線を示さなかっただけです。

ここは事前に一文あれば防げます。

何回まで、どこまでを直すのか。それだけで空気は変わります。

2件目からは、詰まったところを仕組みに変えた

1件目で詰まった場所を、そのまま手順に落としました。

書面を先に交わす。修正の回数を最初に伝える。

完成の条件を言葉にしておく。

つまり、走り出す前に完璧な準備はできませんでした。

走ってから、転んだ場所だけを直しています。

この順番なら、直す対象が具体的です。

何が必要かわからないまま用意した準備より、はるかに役に立ちました。

走り出す前に決めた最低限のこと

洗い物をしている間や、布団に入ってから、明日どう動くかを考えていた時期があります。

机の前にいられる時間は短いので、考えるのはいつも手を動かしながらでした。

そこで決めていたのは、技術のことではありません。

先に決めたのは2つだけです。誰に向けるかと、どこで切り上げるか。

この2つがあれば、あとは受注してから考えて間に合いました。

準備に使ったのは、ひと月

最初のひと月は勉強と練習に使いました。

自分の作品を見せるページを1枚、見本のホームページを何枚か。

ここで区切りをつけて、次のひと月から声をかけ始めています。

もし準備を完璧にしてから動いていたら、相手の「そろそろ作ろうかな」というタイミングは過ぎていました。

人が動くきっかけは、こちらの都合を待ってくれません。

準備の質より、相手のタイミングに間に合うかが先です。

いまも答えを持っていないこと

できるようになったことばかり書くと嘘になるので、1つ書きます。

デザインの「AIっぽさ」には、いまも苦しんでいます。

どこか見たことのある形になる。整っているのに、印象に残らない。

抜ける方法を、私はまだ持っていません。

それでも仕事は進みました。

全部を解決してから動く必要はない、という証明のつもりで書いておきます。

3か月で初めて納品してお金をいただいた

始めてからおよそ3か月で、初めてホームページを1つ作り上げて納品しました。

そしてお金をいただきました!

大事なのは、勉強だけを続けていたら、その3か月後も0のままだったということです。

差がついたのは能力ではありません。声をかけたかどうかだけでした。

副業の一歩が踏み出せないときのよくある質問

子どもを寝かしつけながら考えていたのは、たいてい同じことでした。

始める前に知りたかった質問を、答えられる範囲で並べます。

まだ答えを持っていないものは、持っていないと書きます。

実績ゼロで営業するのは失礼ではないか

できないことを「できる」と言わなければ問題ありません。

伝えたのは、自分が作れるものを見てもらうことだけです。

判断するのは相手なので、こちらが先にあきらめる必要はありません。

準備はどこまでやれば十分か

見せられるものが数枚あれば十分です。目安はひと月。

それ以上かけても、実際の仕事で必要になるものは出てきません。

足りない部分は、受注してから埋まります。

断られ続けたら、どこでやめるべきか

反応の割合を先に知っておくと判断を誤りません。

私の場合、返事はだいたい100通に1回です。

とはいえ均されているだけで、300通送って1件も返ってこないこともあります。

数十通の無反応は、失敗ではなく途中です。

やめるかどうかは、送った数を数えてから考えてください。

契約書は素人でも用意できるか

ひな形をもとに、AIに整えてもらう形で作れます。

ただし、金額の大きい仕事や個人情報を預かる仕事は別です。

そこは専門家に見てもらうほうが安全です。

私は1件目で書面を省いて、結果的に運に助けられました。

夜2時間で本当に足りるか

足ります!

私が使えたのは、子どもを寝かせたあとの2時間と、休日の2〜4時間だけです。

朝に1時間取れる日もありました。

短いぶん、迷っている時間がもったいなくなります。

コピーして使えます:走り出す前に決める2つと、やめどきの線

走り出す前に決めたのは、この2つだけです。

  • 誰に向けて作るか(1行で言い切れるところまで絞る。自分が中を知っている場所でよい)
  • どこで準備を切り上げるか(目安はひと月。作品を見せるページ1枚と、見本のホームページ数枚)

受注が決まったら、手を動かす前にこの3つを言葉にします。

  • 書面を先に交わす
  • 修正の回数を最初に伝える
  • 完成の条件を言葉にしておく

やめどきは、気分ではなく数で決めます。

  • 返事が来るのは、だいたい100通に1回
  • 300通送って1件も返ってこないこともある
  • 数十通の無反応は、失敗ではなく途中

今夜決めることは1つだけ

今夜も、子どもが寝たら2時間が来ます。

副業の一歩が踏み出せない理由は、準備の不足ではありません。

準備に終わりの線がないことです。

線は自分で引くしかなく、引いた人から先に進みます。

この記事で書いたことを並べます。

  • 勉強には終わりが来ない。最低限で切り上げて、足りない分は仕事の中で覚える
  • 納品の経験は、受注しないかぎり増えない。実績ゼロのまま声をかけていい
  • 技術より先に「誰に向けて作るか」を決める。ここが分かれ目だった

今夜1つだけ決めるとしたら、向ける相手です。

1行で言い切れるところまで絞ります。自分が中を知っている場所でかまいません。

お金はかからず、10分で終わります。

その1行が決まれば、次に何を勉強すればいいかも決まります。

私も、そこから始めました。

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